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夫婦問題はあってあたりまえ

ハーグ条約と連れ去り天国

訪米した阿部首相は日本時間2月23日、記者会見で
国際結婚が破たんした場合の子どもについて定めたハーグ条約を
今国会で条約承認を目指す、と記者会見で発表しました。
現在89カ国が加入し、主要8カ国であるG8では日本だけが未加盟、
欧米から加入を求められていた条約です。
 
もしも、加入することが認められた場合、国内法はどうなるのだろう?
 
国際結婚した日本女性が離婚に伴い子どもを日本に連れ帰ることが
海外の国からは「拉致」と見られていることは、
広く知られるようになりました。
そこに至るには長い日本の結婚観や親子観があるとは思うのですが、
これだけ国というボーダーを越えて交流があり、
人がモノが行来するようになった現在。
ハーグ条約のような国際的なルール、
国の文化や風習を越えた視点が求められるのは
言うまでもないことでしょう。
 
国内でも離婚に伴い子どもの奪い合いが起きることが多くなっていますが、
妻が子ども連れて突然別居。夫か子どもを連れ返しに行く―-。
もちろん、その逆のケースもあります。
両親で子育てすることが増え、子どもの数も減ったため
別れるとなったときには子どもたちの奪い合いが起きます。
それも奪った者勝ちみたいなところがあるからです。
 
「子の福祉」の視点でほんとうに将来、子ども達のために
どうしたらいいのか?を考えて、
離婚後の子ども達の養育を判断しているとは思えない現状があります。
 
現状は連れ去った者勝ち、または母性優先が国内の現状です。
国内は連れ去り天国のまま、
国際的には子どもが住んでいた国に戻すのが基本というルールを
当てはめるつもりなのでしょうか。
 
外づらと内づらの使い分け? とでもいえばいいでしょうか。
 
本腰を入れて国全体として整備するつもりはないのだろうな……
というのも透けて見える気がします。
国と国であれ、町と町であれ、子どもが環境を親の都合で変えること。
離婚により片方の親とは暮らせなくなること。
 
離婚という感情の高ぶる状況の中での「子の福祉」とは
ほんとうは冷静にきわめて繊細に考えなければいけないのではないかと、
いつも考えさせられます。