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夫婦問題はあってあたりまえ

【子どもと親の離婚】

三連休ですね。
この休みが終わるといよいよ師走が近づいてきます。

今日は子どもの面会交流について、
また、離婚後、実父母が子育てすることの意味についての
勉強会に参加してきました。
いろいろ勉強になりました。

一橋大学名誉教授で弁護士
子どもの権利に関する国連特別総会
日本政府代表顧問も務めた福田雅章教授と
臨床心理士・木附千晶さんのお話を
うかがってきました。

子どもの成長に不可欠なアタッチメント(愛着)というのは
幼い頃から養育者とのあいだで形成されていきます。
アタッチメントが機能すると自己肯定や信頼感、
共感、自分をコントロールする力、感情を正しく認識する能力
などが形成されていき「生きる力」となっていきます。
これがうまく形成されないと
人を信用できなかったり、自己肯定感や共感能力が低いなど、
自分を大事にできなくなっていきます。

アタッチメントは大人との関係のなかで作られていきますが、
教授が力を込めておっしゃっていた
「あなたのためだから」という管理支配は
子どもの発達をダメにしてしまう、ということです。
現代日本には、これがはびっこっているそうです。
この愛情という支配により生きていくのが大変な
人がたくさんいます。
本来は子どもが自分で持つ欲求を
開花させてあげるのが親の役割。

できることとしてはせいぜい援助、支援、
引き出すことぐらいで、
まあものすごく簡単に言うと
「ねえねえ」と幼い頃に言う子どもに対して
きちんと「な~に?」と顔を見て答えること。
無条件に欲求を「聞いてくれる」こと。
(実現してくれるとは別です)
これが子どもが自らの力で
人間関係を形成できる
根底には必要な愛着を
形成してくのだそうです。

離婚に直面した夫婦は対立関係になったとしても
子どもに関しては、その成長支援は一致しているのが
言うまでもなく望ましい。
別居親に会わせる会わせないではなく、
子どもが自分のアイデンティティとして親がどんな人なのか
を知るのは当然の権利なのです。
アイデンティティがないと自己肯定ができなくなるとも。
離婚で一方の親に会うことができなくなるのは
何ひとつ子どもにとってはいいことはないのです。

片親引き離し症候群の子どもは
親を憎むようになっていきます。
会わずに情報だけではこれもまたダメで
今、精子バンクで誕生した世界中の子どもたちは
大人になり、自分のルーツをたどっていることが
増えているそうです。

離婚や両親が揉めていると
子どもは親に頼れない、
またはいい子であろうとして感情が出せなくなります。
教授はそれを疑似発達障害と名付けていました。
アイデンティティが形成できないと
生きていくのは大変になります。

よく3歳までに愛着(アタッチメント)は形成される
と言われますが、そんなことはなく、
ずっと親子関係のなかで続いていきます。
また養育者は母親でないとダメと言われてきましたが、
それも誤解だそうです。

福田教授は国連の「子どもの権利委員会」にも提言を
されて、2005年に国連の見解に取り入れられています。

要は養育している人が幸せでないと子どもは幸せではないし
アタッチメントも形成することができない。
その人は生きずらくなっていきます。
幸せということがわからなくなっていきます。
安全な基地が築けないと人は
安心して社会と関われず、自分を認められない。
そういう点からも面会交流の重要性を説いておられました。

子どもの権利、
子どもの尊厳なんて離婚になると
現実には横に置かれてしまう感があります。
むしろ離婚したい側にとっては
離婚の交渉の道具と化することすらあります。
それこそまさに子どもを生きずらくしている
ということです。
そんなことをして何になるのか・・・。
離婚と子どものことはまったく別の問題に思えます。
が、そうではない人もいるのですよね。
世の中には。