夫婦というのは、どういうわけだか甘えが出ます。 近い存在だから、なのかもしれませんが、 夫婦だから、家族だからとなんでも受け入れてもらえる と思っているところが、どこかにあるのかもしれません。 自分を振り返るとどうでしょうか? 受け入れていますか? どちらかというと、受け入れられる許容範囲は 狭かったりしませんか? または、事によっては受け入れられるけど、 ここだけは受け入れられない、ということはないですか? なんでも受け入れられる人間関係などというのは ない、と思っています。 また、フォローをしなくても わかってもらえるはず、というのも甘えです。 わかるはずがありません。 夫婦といえども。 もし配慮もなく、自分の気持ちの赴くままに 関係を保っているとしたら、 相手の嫌なところや勝手なところばかりを 夫婦は見ていることになります。 これでは、そもそもうまくいきません。 むしろ嫌になって当然かもしれないです。 妻だから当然。 夫だから当然。 なんてないのではないかな、と思います。 配慮とか気遣いとかは 夫婦以外の人間関係と同じように必要です。 だってもとは他人です。 たまたま近いというだけで、 とはいえ、それほど密かというと、 それほどでもないのが夫婦です。 家庭運営という大きな目標があるがために 人間関係としては思慮が足りなくなることがあります。 それが夫婦です。 近いけれど密ではないのが夫婦です。 だから近いけれど、知ろうとしないとわからないし、 知ってもらおうという努力がないと、 家庭を回していくことだけの 空っぽの夫婦へとなっていってしまいます。 |